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イチゴの周年栽培に挑戦・岡永さん「今年はカフェオープン目指す」

2019.1.7(三郷市)
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 三郷市鷹野の岡永浩奈(ルビ・ひろな)さん(24)は昨年9月から、自宅の畑の一角にイチゴ用のビニールハウスを建て、市内で唯一イチゴ栽培に挑戦している。5連棟のビニールハウス(990平方b)で、温度管理や自動換気システム、液肥混入器などを扱って、“土入れ”から3か月後の昨年12月、初めてイチゴを収穫できた。

 きっかけは、母親が経営する農作物販売会社のつて、茨城県かすみがうら市でイチゴ栽培50年の「菅谷農園」の菅谷利男さん(69)と知り合ったこと。

 大学の食品生命学科で学んだ岡永さんは、実家が農家で直売所を運営しており、卒業後、地元活性化のため飲食店経営を目指した。会社経営の勉強もしたが、「どうせなら、店で出すものも自分で作りたい」と考えていた頃、菅谷さんと出会った。

 最近のイチゴ栽培は、高設栽培が流行で、養液栽培に転向する農家も多いが、菅谷さんは、“土耕”にこだわり、大豆かすや油かす、米ぬかや、孟宗(ルビ・もうそう)竹を粉砕してパウダー状にするなど独自の堆肥を作りそれをベースに土づくりをしている。周年栽培を軌道に乗せ、全国でも最も早いうちからミツバチの受粉を導入し、無農薬栽培にもこだわる。

 岡永さんは、そのベテランの“一番弟子”として、イチゴと向き合っている。三郷市とかすみがうら市を行き来しながら、菅谷さんのノウハウを懸命に学んできた。

 「実家の手伝いもしなかったので、菅谷さんのやり方が私のスタンダード」と岡永さん。必要な土や苗など全て菅谷さんから分けてもらい、“師匠”の教えを忠実に守っている。

 ようやく収獲できるまでになったが、「味はまだまだ師匠には及ばず第一歩を踏みだしたばかり」と岡永さん。飲食店―カフェのオープンの夢は諦めていない。

 「まずはイチゴ栽培を軌道に乗せること。カフェは今年中に出来ればと考えている。メニューはイチゴや旬のフルーツを使ったサンドイッチがメインかな」と笑顔を見せた。
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