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カラー魚拓30年・川政さん、作品集も

2018.1.8(八潮市)
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 額から飛び出てきそうな魚は写真、それとも細密画?―実は魚拓。八潮市八潮七丁目の川政勲さん(73)は、黒一色ではない“カラー魚拓”に取り組んで30年余り。昨年12月9日、念願かなって同市「やしお生涯楽習館」で市民向けのカラー魚拓教室を始めた。

 川政さんが、カラー魚拓を始めたのは、栃木県那須塩原市の国立の福祉施設に勤務していた1986年。NHKテレビの講座でカラー魚拓を知り、「海なし県では海釣りはできず、鮮魚も食べられず、かえって興味を持った」という。転勤した静岡県伊東市では、カルチャースクールで約2年間、基礎を学んだ。

 さらに独学で技量を磨き、個展を開き、川政依竿の筆名で「魚拓です」という指導書も出版するまでになった。

 色彩や立体感が際立つカラー魚拓は、通常の魚拓のように墨を魚に塗る直接法と、魚の上に拓紙を載せて色付けする間接法がある。川政さんは、もっぱら間接法で制作する。

 評判を聞いて、「大事にしていた金魚が死んだので、ぜひ魚拓に」という人や、釣ったコイやフナを持ち込む人もいて、川政さんは自宅のある八潮地域でカラー魚拓を広めたいとの思いを強め、今回ようやく実現した。

 教室には、釣った魚やスーパーで買った魚を素材に基礎から学んでいる。

 現在、同市立柳之宮小学校の業務主事として働く川政さんは、「魚の大きさ、美しさをカラー魚拓でぜひ実感してほしい」と話している。

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