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ウマノスズクサを移植・南荻島街づくり催し

2018.5.28(越谷市)
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 越谷市南荻島の住宅分譲地の公園予定地で12日、「南荻島街づくり 植栽&防災ワークショップ」と名づけたイベントが開かれ、住民ら約50人が「準絶滅危惧種」に指定されている蝶「ジャコウアゲハ」の幼虫のエサとなるウマノスズクサを移植した。

 住宅分譲地を開発するポラスグループ「中央グリーン開発」(本社・越谷市)と南荻島地区の「出津自治会」(大熊久夫自治会長)が主催したもので、64棟の敷地内に設ける公園(同社が市に寄付)を「わがまちの公園」として親しんでもらおうとの狙い。

 ワークショップで参加者らは、公園に芝生を貼り、市民グループ「元荒川の自然を守る会」の松田好行会長(81)と同市職員の指導で、ウマノスズクサを近くの元荒川土手沿いの群生地から移植した。

 主婦、寺本容子さんは「すごくいい経験。街づくりに参加していることもうれしかった」と笑顔で話し、同、中村亜美さんも「庭の芝生作りの参考になって楽しかった」と喜んでいた。松田会長は「多くの人に貴重な自然を守ることの大切さを啓発できた。今後はジャコウアゲハの姿も見られる」と話していた。

 移植後、参加者らは元荒川河川敷で伸びた雑草を踏み倒して「ミステリーサークル」を作ったり、災害時に雨などを防ぐ“アウトドアタープ”(キャンプなどで使う広い布)をブルーシートで作る体験をした。

 同社は今回の分譲に際し、「集会所」と「公園」を元荒川沿いに配置、水辺の緑地も含めた一帯を「新しい地域コミュニティ拠点」と位置づけ開発した。

 同社のコミュニティ推進係の中村高志係長は「1年半前から思い描いていた景色の一つがやっと実現した。自分たちで芝を貼った公園を大切にし、川辺で遊んでくれると思います」と話していた。

 公園に隣接する新たな集会所は、今秋完成予定。
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