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20種類の野菜づくり・葛西さん「古代種の栽培目標」

2019.1.7(草加市)
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 草加市氷川町の採れたて野菜の専門店「チャピィペルト」を経営する「デイジーフレッシュ」(中山拓郎社長)で働く葛西霞さん(33)(東京都足立区)は、農業に従事して1年余り。それでも「お客の声が生かせる」野菜づくりが楽しくてたまらないという。

 デザイン系専門学校を卒業し、子どもの頃から好きだった植物関連の仕事に就きたいと、思い切ってオーストラリア・ケアンズ市の観葉植物会社に飛び込んだ。

1年半働いて帰国後、都内の花店や庭園設計会社に勤めた。

 転機は2017年の夏の約2か月間の農家のアルバイト。北海道富良野市で、メロンやスイカ、トマトなどの栽培を体験し、「自然と向きあう農業の素晴らしさ」に目覚めた。自宅から通える“農業職場”を探していたところ、化学肥料や農薬を使わず有機肥料で栽培している「デイジーフレッシュ」の魅力に引かれ、同年9月には入社。オーストラリア同様に決断は早い。会社員の夫(40)も背中を押してくれた。

 以来、中山社長らの指導を受け、直営店「チャピィペルト」などで販売する野菜づくりに追われる。今はハクサイ、ブロッコリー、キャベツ、カラフル人参、ワサビナ、パクチーなど約20種類の冬野菜を栽培、収穫している。

 「夏のビニールハウスの作業は暑くて大変だけど、『おいしかった』『安心して子どもたちにも食べさせられる』のお客さん声に励まされる」。花店で磨いた感性を生かし、捨てられていたシュンギクの花をかわいらしい花束にして販売したところ大好評で完売した。

 当面の目標は、野菜の古代種、固定種の栽培。「古代種は栄養面で優れ、栄養もある。多くの人に知ってほしい」と今、少しずつ種を集め、近いうちにチャレンジする。「いつか、自分の畑でオリーブを栽培し、養蜂もやってみたい」と夢を膨らませている。
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