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障害者のサポートカフェ・就労、交流の訓練の場に

2019.1.7(草加市)
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 空き家を利用した障害者の機能訓練や住民の集いの場として、同市栄町に開設された地域サロン「さかえ〜る」に、昨年12月、精神障害者や発達障害者らの「創作カフェ」がオープンした。雑貨の創作をしながら、障害者が、お茶やお菓子で来場者をもてなすカフェ。こうした活動を障害者の「就労移行」へのステップアップにつなげようとの狙いだ。「創作カフェが、コミュニケーション能力向上など、障害者が社会に出る基本訓練の場として役立つ場所になれば」と関係者らは話し、地域サロンの新たな活用に期待を寄せている。

 地域サロン「さかえ〜る」は昨年4月、同市社会福祉協議会が空き家を借り受けて、「総合事業通所型サービスB」(機能訓練や集いの場として要支援者に住民主体で支援を提供する)としてよみがえらせた。

 「さかえ〜る」ではこれまで、月曜は「おしゃべり倶楽部」(桑島晶子代表)、水曜は「野ばら会」(山本洋子代表)、木曜は「みんなの保健室 陽だまり」(服部満生子代表)の各グループが担当し、地域の人々と交流しながら、それぞれ活動している。

 新たに加わった「創作カフェ」は、同市中央で生活支援や就労支援活動をしている一般社団法人「キャリカ」(松岡広樹代表)が、障害者らの一般就労に向けた「就労移行支援」へのステップアップの場として活用する。

 活動するのは、毎週金曜の午前10時から正午まで。精神障害者や発達障害者らは、ここで雑貨(ブレスレット、クリスマスリース、祝い箸セットなど)を作りながら、お茶とお菓子で来場者をもてなす(利用料300円)。地域の人々と触れ合うことで、障害者らの自信につなげ、一般就労までの課題も見出していこうというもの。

 「企業に入る前の実践トレーニングとして、これ以上の場はない」と松岡代表。就労移行支援のためのカフェ開設を考えていたキャリカ側と、「さかえ〜る」の空き時間の活用を模索していた同社協側との思いが一致した。

 同社協の生活支援コーディネーターの白河部りつ子さん(45)は「『さかえ〜る』は、高齢者や子ども、障害者など、いろいろな人が集まる住民の新たな居場所。キャリカの就労支援を機に今後は、子ども食堂や音楽会などさまざまな活動の拠点にしたい」を考えている」と話している。
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