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空き家が「子どもサロン」に・23日オープン、母親らが運営

2018.4.16(越谷市)
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 越谷市内で「子ども食堂」を運営する主婦らのグループ「越ヶ谷こどもcafe食堂」(青山享美代表)が、23日、空き家をリフォームして「子ども食堂」だけでなく、子どもの居場所となる“子どもサロン”をオープンする。市内のNPO法人が提唱している「空き家を借り主がリフォームし、借り主がシェアする」という「借主DIY(ドゥーイットユアセルフ=自分でリフォームする)型賃貸方式」での全国初の取り組みとなる。サロンは、名付けて「ぽらむの家」。「ぽらむ」は韓国語で「やりがい」の意味という。

 「ぽらむの家」は同市越ヶ谷本町の木造2階建て、延べ床面積295平方b。衣料卸売業の男性が所有する店舗兼住宅だったが、廃業したため、越谷市商工会(現・越谷商工会議所)が一階部分を借り、起業支援のチャレンジショップ「夢空感」を開設した。しかし、市の補助打ち切りを機に一昨年3月に閉鎖となり、空き家となった。

 所有者から相談を受けた同市内のNPO法人「越谷市住まい・まちづくり協議会」(若色欣爾代表)は、所有者の負担軽減のため、修繕が必要なら借り手が改修工事を実施する方法(ドゥーイットユアセルフ型賃貸方式)をあみ出す一方、「オーナー」(借り手)を募集した。

 昨年10月から12月にかけて、対象の空き家で現場見学会や、「空き家活用ワークショップ」を開いたところ、主婦グループ「越ケ谷こどもcafe食堂」が名乗りを上げた。同食堂は一昨年から、同市越ヶ谷地区の子育て中の母親たちが、月1回、定休日の飲食店や、自治会館などで「子ども食堂」を始めた。口コミで広がり、毎回50人から80人が集まる人気ぶり。  

 メンバーは小学生の子を持つ母親たち3人。3人はワークショップで、同協議会のアドバイスを受けながら、事業計画や改修計画を立てて、空き家1階部分を全面的に改修し、子ども食堂や放課後の居場所、学習支援ができる“子どもサロン”として活用することにしたもの。 

 代表の青山享美さん(42)は「地域の多様な人たちに、多様な形で関わってもらうことで、『こどもは地域みんなで育てる』ということを実現させたい」と意欲を見せている。

 今回、コーディネートした同協議会の若色代表(71)は「空き家は地域の社会資産。行政も含め総合的な対策が求められている。今回の取り組みは新たなニーズを掘り起こす一つのきっかけになる」と話している。

 <問い合わせ>「ぽらむの家」の青山さんTEL080・6785・4551。
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