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「竹林カフェ」へようこそ・目玉は自家製はちみつ

2021.4.26(松伏町)
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 松伏町築比地の江戸川べりに自家製はちみつを使った軽食を提供する「竹林カフェ」が3日、オープンした。コロナ禍で仕事が激減し、生活を支えるために養蜂を始めた岡田義則さん(57)(同所)が、自宅の竹林を伐採して作ったオープン形式の野外カフェ。ユニークなのは、自宅敷地で育てたミツバチから採ったはちみつを味わってもらうところ。目の前の江戸川土手のサイクリングロードでは毎日、多くの人たちがサイクリングを楽しんでおり、竹林カフェは早くも、サイクリストたちの絶好の休憩ポイントになっている。

 社交ダンス講師の岡田さんは昨年4月の緊急事態宣言で、通っていた都内のダンス教室が休業となり失職状態となった。そんな折、ミツバチの巣箱置き場として自宅庭を貸していた養蜂家の勧めもあって、養蜂家を目指すことになった。以前から休日など、養蜂家を手伝っており、多少の心得はあった。

 自宅周辺には、さまざまな樹木や草花が咲く養蜂に適した場所で、「百花みつ」と呼ばれる、甘くおいしい、はちみつが作れる。現在、15箱の巣箱でミツバチを育てている。1箱から約30`・cのはちみつが採れる。岡田さんは「まだ勉強中」と言い、「養蜂は自然相手。ミツバチが冬を越すのが大変だが、無事にはちみつが採れた時の喜びは最高」と話す。

 自家製はちみつの販路を考えていた時に目に入ったのが、近くの江戸川サイクリングロード。毎日、多くのサイクリストたちが走る。「数えてみたら、休日には約500台が走っていた」。

 近くにサイクリストが立ち寄れる休憩ポイントがないため、屋外で休憩できる「竹林カフェ」を思いついた。 自宅の竹林を家族で協力して伐採し、通路や食事場所を確保。市販のユニットハウス(面積約9・9平方b)を調理場所とした。こだわったのがトイレ。洗面所付きの大型ユニットトイレ(男女別の水洗トイレ)を設置した。竹林内には通常のいすのほか、ハンモックや長いすもある。自転車用のスタンドも設置した。

 メニューの「はちみつトースト」(250円)、「はちみつフランス」(同)、「はちみつジェラート」(同)に自慢の自家製はちみつを使用。片手で食べられるようパンに切れ目を入れ、容器も工夫した。パンは同町内のこだわり業者から仕入れている。

 シフォンケーキやコーヒー、ソフトドリンクのほか、岡田さんの父、敏男さん(85)が育てたコシヒカリで作った「塩むすび」も。 瓶入りの自家製はちみつは170c入りが850円(オープン記念価格500円)、240c1100円(同700円)。

 当面は天気のよい土・日曜や祝日午前9時30分から午後2時までの営業。状況次第で拡大する。岡田さんは「将来はコロナで職を失った人を雇用したい。店名が決まっていないので、お客さんから募集したい」と話している。

<問い合わせ>岡田さんTEL070・5012・5817。
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