吉川市

吉川/スポーツでフレイル予防

ボッチャやモルック

ボッチャを楽しむ参加者
ボッチャを楽しむ参加者

 皆でスポーツを楽しもうと、「シニア健康スポーツ大会」が4月20日、吉川市中央3丁目の吉川市老人福祉センターぱれっとで行われた。ボッチャ・モルック・輪投げに28人、ノルディックウォーキングに6人、卓球に18人の計52人の参加者が集まり、大いに盛り上がった。
 「ここには車いすの方もいるけど、元気な方が多い。フレイル予防につながればいい」(伊東孝所長)と、一昨年10月、「健康チェック&シニアのためのスポーツ」を開催した。人気があったため、昨年4月も行い毎年恒例の行事に発展。高齢者向けの新しいスポーツを取り入れて、昨年はボッチャ、今年はモルックが初登場した。
 東京パラリンピックでも有名になったボッチャ、木製の棒を投げて12本のピンのうち何本倒せるかを競うモルック、それに輪投げの3種目は2人1組で、卓球はトーナメント形式で、対戦を行った。「やるなら点数を決めて戦おう。その方が盛り上がる」と、複数の高齢者から声が上がったからだ。
 昨年も参加した小林ヒロ子さん(79)は「去年はボッチャで優勝してTシャツをもらい、病みつきになった。今年も期待できる」とやる気満々。清水征佶さん(86)は「モルックを初めてやった。10本倒したぞ」とうれしそう。関かつ子さん(82)は「楽しい。全部いい。思った以上」と大会を楽しんでいた。卓球のトーナメントに参加した岡田みよさん(84)は「毎週ここで練習している。試合はやったことがなかった。今日は挑戦。緊張している」とうれしそうにラケットを握っていた。
 同施設は、1か月に延べ約2000人、年間にすると約2万2000人の利用がある人気の施設だ。毎週木曜日には、脳トレやレクリエーションなどの「ぱれっとサロンなないろ」を開催。講師を呼んでフレイル体操を行うなど、高齢者向けのイベントを随時行っている。高齢者の笑顔を見て伊藤所長は「喜んで参加してもらってこちらもうれしい。今後も新しいスポーツを取り入れていきたい」と強調していた。
<問い合わせ>
吉川市老人福祉センターぱれっと
☎982・7717