35人に修了証書

吉川市老人福祉センターぱれっと(伊東孝所長)で4月24日、高齢者のための脳トレ・体操イベント「ぱれっとサロンなないろ」の修了式が行われ、昨年度の受講者のうち「皆勤賞」1人、40回以上出席した35人が修了証書を受け取った。
ぱれっとは毎月約2000人、年間約2万2000人が集まる人気施設だが、これまで利用したことのなかった人にも施設を活用してもらおうと、休館日以外の毎週木曜日午前中、「なないろ」を開催している。
最初にラジオ体操で体をほぐす。続いて「脳トレプリント」が配られ頭をほぐす。漢字の読みクイズは、「時鳥」(答えはほととぎす)、「軍鶏」(答えはしゃも)など難読がずらり。さらに、「9時10分から45分後の時刻は?」などの時刻足し算やマス目に数字を入れていくクロス足し算など、頭を使う問題が2㌻続く。難問を見て苦笑いをするものの、人気コーナーの一つになっている。
続くレクリエーションでは「懐メロイントロクイズ」や新聞紙を丸めて蹴って点数を競う「足で丸めて蹴ってポイ」。「きよしのズンドコ節」でリズム体操など、毎週、趣向を凝らした内容で、高齢者のフレイル予防に一役買っている。
「(脳トレプリントは)難しいけど楽しい、分からなくても、花丸をもらいたいからカンニングまでしちゃう」と笑うのは、70代の小松さん、竹浦としのさん、廣瀬美佐子さん、土市ゆかりさんの仲良し4人グループだ。今野昭子さん(81)、井上和子さん(76)、須賀洋子さん(77)のグループは「毎週違うことやっているから楽しい。運動したり、踊ったり、ボケなくなってきた」と話した。
月末恒例のお茶会では、お菓子を持ち込み、おしゃべりに花が咲く。1杯100円の出張コーヒー店が出る。「甘いものを食べるとコーヒーがおいしい。安いので今日も飲んでいます」とうれしそう。皆が木曜日を楽しみにしている。対象は市内在住の人。名前と住所、家族の連絡先を登録するだけで、事前申し込みはなし、参加料金は100円( 60 歳以上)だ。大半がリピーターで、毎週来る人が多い。友人を誘って誘われて、会員が年々増加したようだ。
<問い合わせ>
ぱれっと
☎982・7717