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草加/無理せず寄って涼とって

クールオアシス 草加に休息所

 熱中症などで気分が悪くなった際の〝緊急避難所〟として、草加市は4月23日から市内の公共施設や薬局など93か所 (同月28日現在) に「クールオアシスそうか」を設置した。

施設入り口などでクールオアシスであることを示すポスター


 これから初夏にかけて気温や湿度が上昇し、不快指数が高まるこの時期は、体が気温の上昇に慣れておらず、熱中症にかかる危険性が高くなる。そのため、熱中症患者を一人でも減らすための緊急避難所として、同市では2012年から毎年クールオアシスを設置している。

 公共施設や薬局などにクールオアシスを設置することで、熱中症などで気分が悪くなった際に緊急に駆け込む場所として、また、気分が悪くなる前にひと涼みできる場所として利用してもらい、熱中症患者を減らすのが狙い。
 設置場所は市ホームページなどで告知しているほか、施設入り口などにポスターを掲示している。今年は協力店が昨年の77か所からさらに増えた。


 同市健康づくり課では「高齢者や持病を持つ人は体感では気温を判別しにくく、室内でも熱中症になる恐れがある」とし、「特に外出時は積極的に利用し、めまいや頭痛、吐き気、倦怠感などを感じたら、ためらわずに利用して」と話している。さらに、「集団行動の際は仲間の体調にも配慮し、異変があればすぐに119番通報を」と呼びかけているほか、「熱中症予防のポイント」をチラシにするなどして市民への啓発活動を行っている。