越谷市

越谷/空彩る こいのぼり

こいのぼりフェスティバルで白バイに乗車する子どもたち
こいのぼりフェスティバルで白バイに乗車する子どもたち

 「第22回不動橋こいのぼりフェスティバル」が4月29日、越谷市相模町6丁目の不動橋・相模町スポット広場で行われた。
 市内の幼稚園、保育園の園児や小学校の児童が手描きした長さ5㍍の大きいこいのぼりが18匹、1・2㍍の小さいこいのぼりが約900匹、元荒川の上で元気に泳ぐ姿を、約1万3000人が楽しんだ。
 同市立西方小学校金管バンドによるオープニング演奏で開会した。会場ではパトカーや白バイの展示や試乗会が行われ、長蛇の列ができた。焼きそば、わたあめ、昔遊びなど子どもも大人も楽しめるブースも並んだ。中でも、プロバスケットボールチーム、越谷アルファーズが「シュートチャレンジ体験ブース」を出展し、にぎわいを見せていた。
 家族で来た高橋瑠那さん(10)と快成君(7)は「今年は金魚を20匹すくう」と目を輝かせていた。弟の寺田太空君(2)と憧れの白バイにまたがった羽菜さん(8)は「本当に乗っているみたい」とうれしそうに話した。
 このイベントは、地元のお不動さま、大聖(だいしょう)寺と不動自治会が子どもたちの成長を願い、ひも1本に5~8匹のこいのぼりをつるして元荒川にかけたのが始まり。2003年に現在の形が出来上がった。今では市外からも人が多く訪れる名物イベントとなっている。
 主催した大相模地区コミュニティ推進協議会の戸巻正さんは「去年より人が多い」と子どもの笑顔に目を細めていた。