三郷市

三郷/保護犬・猫を家族に IKEAで譲渡会

 三郷市新三郷ララシティの「IKEA新三郷」で5日、保護犬・保護猫譲渡会「IKEA新三郷に行くにゃーーー❢❢ 行くわん❢」が開催され、約3000人の来場者でにぎわった。

譲渡会で保護犬と触れ合う来場者ら


 主催は市内の動物愛護団体「みさと動物愛護クラブ」(佐々木修代表)で、この日は同クラブを始めとする11団体が参加。保護犬や保護猫約60匹が里親との出会いを待ち望み、新しい家族に迎え入れられるケースも多く見受けられた。


 佐々木代表は、来客数が多いIKEA新三郷で譲渡会を行うことで、「保護猫や保護犬の存在をまだ知らない人々が目にし、多くの人に知ってもらうことが重要」と強調。「ペットショップやブリーダーからの購入だけではなく、保護犬・猫を迎え入れるのも選択肢の一つとして考えてもらいたい」と話した。

 この日は元・総合格闘家で元・参議院議員の須藤元気さんも参加。生まれて間もない子猫にミルクを飲ませながら、「1匹の保護猫を家族の一員として迎え入れてはいるが、もう1匹迎え入れたくなった」と話し、保護犬・猫について多くの人に知ってもらいたいと動物愛護を呼びかけていた。

子猫にミルクをあげた後で「補語猫をもう一匹家族に迎えたくなった」と話す須藤さん (右から2人目)


 同イベントは、市内外の複数の保護団体が合同で行っている保護犬・猫の譲渡会。佐々木代表が「保護犬・猫の里親を探す場所を提供してほしい」と店舗に呼びかけ、2018年9月にIKEA新三郷で初めて開催された。この取り組みが評価され、全国のIKEA各店舗でも地域活動の一環になればと譲渡会を実施している。