災害時、バンダナで障害者支援 市役所で配布


越谷市は、障害者が災害時に支援を受けやすくするために「障がい者災害時支援バンダナ」を作製し、2016年から配布している。
バンダナの特徴は、四隅に「目が不自由です」、「耳がきこえません」、「身か ら体だが不自由です」、「避難に支援が必要です」の4種類のメッセージが記され、さまざまな障害に対応できるようにしている。また、けがをしたときの止血用の布や包帯の代用として、日常生活においても必要に応じて使用できる形になっている。
大きさは90㌢四方で、同市のシンボルマークと同じ青色と白色の2色。視覚障害のある人がメッセージの箇所やバンダナの裏表がわかるように「目が不自由です」と表示されている隅にはタグが付いている。
配布対象者は、身体障害者手帳の1・2級、療育手帳のⒶ・A、精神障害者保健福祉手帳の1級の人たちで、1人1枚だ。配布は、18歳以上は同市障害福祉課、18歳未満は子ども福祉課で、無料で行っている。障害者手帳などを持って配布窓口で手続きを行う。また、代理の人の来所でももらうことができる。
注意点は、周囲の理解を得ることが目的で、災害時に優先的に支援が受けられることを保証するものではないという点だ。
配布している同市障害福祉課では「バンダナを着用している方への見守りや支援をお願いします」と話している。
<問い合わせ>
越谷市障害福祉課
☎967・5137