吉川市 最新のニュース

吉川/紙飛行機づくりに挑戦

吉川・児童館 GWイベントに200人 チャンバラやサッカーも

ゴールデンウィーク特別事業で「よく飛ぶ紙行機」を飛ばす子どもたち
ゴールデンウィーク特別事業で「よく飛ぶ紙飛行機」を飛ばす子どもたち

 日頃から多くの子どもたちが来館する吉川市の児童館ワンダーランド(千葉俊樹館長)で4月26日~5月6日の6日間、「ゴールデンウィーク特別事業」が行われ、約200人の子どもたちがイベントに参加し、笑顔と明るい声を館内に響かせた。
 26日と29日は「こいのぼりづくり」だ。アクリル絵の具を使って2日間かけて大きなものを2匹制作した。3日は初開催の「よく飛ぶ紙飛行機づくり」。千葉館長がJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙教育指導者研修会に参加して学んだことを持ち帰り、「KK式紙飛行機をつくろう!」を開催した。独特な構造の紙飛行機を折り、ホチキスを使って制作する。ホチキスの芯が重りとなって、真っすぐには飛ばないものの、フワフワとよく飛ぶようになっている。今回は青、黄、ピンク、緑の型紙を用意して、飛距離を争った。10㍍以上飛ばす子もいて、周りから「すごーい」など声が上がった。
 「宝石せっけんづくり」も初開催だ。せっけんのもとである「グリセリンソープ」に色付けして、電子レンジで溶かして型に入れ、オリジナルせっけんを作った。アロマオイルで香り付けする子どもたちもいた。「こどもの日! チャンバラ合戦」は毎年人気の催しだ。紙で兜かぶと、ボール紙で刀を作って対戦する。刀を持っていない方の腕にボールをマジックテープで付けて、落とされたら負けというルール。団体戦では大将のボールを落とされたら負けとなった。
 最終日の6日に行われたのは「ワンダースポーツ王決定戦」。これも初開催で、バドミントンを使ったストラックアウト、卓球台に置かれた的当て、サッカーのフリーキックなど複数の運動種目で得点を競い、初代スポーツ王を決めた。
 未就学児から小学生、付き添いの父母までエキサイトした6日間だった。子どもたちは息を切らし、汗をかき、「楽しい」、「面白い」などと話していた。
 千葉館長は「子どもたちがけがをしないことに注意を払った。靴下が滑りそうならはだしを勧めた。普段やらない特別イベントだったので、子どもたちの充実した顔を見ることができた」とうれしそうに話していた。

S