吉川市

吉川/戦後50周年祝うベトナムに活気(東よみ通信員コーナー)

若者のバイクであふれるホーチミン市の繁華街
若者のバイクであふれるホーチミン市の繁華街


 埼玉県東部地域に支店網を広げている亀有信用金庫吉川支店の誘いを受けて、「創立105周年事業ベトナムの旅」に参加して、あの悲惨なベトナム戦争の戦後50周年の祝賀に沸くベトナムの現状を見せてもらいました。
 ちょうど記念式典準備の最中で、会場となるホーチミン市の中心地は飾りつけなどの工事でにぎわっていました。戦争でも破壊を免れ、世界遺産に登録された遺跡や寺院なども数多くあります。戦後50年で人口は日本に迫る1億130万人とのこと。道路はバイクに乗った若者であふれ返っていました。
 復興した様子と古い国の歴史を目の当たりにして、ちょうど日本の昭和40年頃に若者が都市に集中して、経済成長が右肩上がりに進み始めた時代を思い出すようでした。
 亀有信用金庫は1920年に東京・亀有にあった役場内に「地域の繫栄と発展に奉仕すること」を目的に購買組合として発足し、それ以来、地域に密着した金融相談に対応しながら、幾度となく経済危機を乗り越えて、今では埼玉東部地域や千葉県にも支店網を広げているとのこと。105周年がちょうどベトナムの戦後50周年と重なり、大勢の顧客の皆さんを引率された支店長さんはお祝いの宴席で、「戦後50年のベトナムの成長の熱気をそのままに受け取って、亀有信用金庫の今後の営業努力のエネルギーとして発展させていきたい」と話していました。(戸)