市民団体が運営費募る
八潮青年会議所のOBらを中心に結成された市民団体「WAKUWAKU840」 (鳥海晃平代表) が今年9月13日に開催予定の「八潮花火フェスティバル2025」に向けて、7月31日までクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE (キャンプファイヤー)」で資金を募っている。目標金額は500万円。

今年1月に八潮市で発生した道路陥没事故で亡くなったトラック運転手の男性に対する哀悼の意を表すとともに、事故の影響で不便を強いられている周辺地域の人々に対し「前を向くきっかけに」「私たちのまちに再生の光を」「笑顔で空を見上げられる日を取り戻したい」と、地域復興の新たな願いから、花火打ち上げを決定した。
開催場所は「中川やしおフラワーパーク」。時間は午後4時~8時 (開場は午後3時30分から)で、地元飲食店やキッチンカーによる出店などもある。花火は1840発を予定。雨天の場合は翌14日に順延する。想定来場者数は昨年実績と同じ約2万人。



賛同者には、上限4人までのシート席やテーブル席に八潮ブランド認定品「やしお花桃サイダー」の花火限定ラベル、オリジナルステッカーなどがつくプランや、最大5人まで乗れる貸し切り船で花火を楽しめるプランなどを用意している。
その他、うちわやチラシ、ポスターなどに社名を掲載する法人向けの広告協賛の募集もしている。詳細は「キャンプファイヤー」の専用ページに随時追加する。
鳥海代表は「私たちがあげる花火は、地域の皆さんの思いを乗せている。人と人をつなぎ、八潮の夜空に希望の光を灯すことで、まちの元気と笑顔を取り戻したい。この花火が地域再生へ向かう一歩になることを願っている」と強調。「私たちWAKUWAKU840の思いに共感していただけたら、ぜひ応援をお願いします」と述べた。
寄せられた協賛金、支援金は花火大会の運営費に充てるほか、事故現場周辺の住民に対する無料観覧席提供などに使用する。また、大会終了後の余剰金は、地域の災害対策や支援活動など未来のまちづくりに役立てるため支援金として寄付するとしている。