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越谷、草加/歴史に触れてまちあるき 旧日光街道3宿

マップ無料配布やツアー

まちあるきイベントのチラシ(一部)
まちあるきイベントのチラシ(一部)


 旧日光街道最初の3宿、千住宿、草加宿、越ヶ谷宿を歩き、街道の歴史に触れるまちあるきイベント「日光道中400年の歴史をたどる」が、来年3月末まで開催されている。
 日光街道は江戸幕府が整備した五街道の一つ。日本橋から日光東照宮までの約140キロに21の宿場がある。最大の宿場は千住宿で、次が越ヶ谷宿と言われる。
 今年は千住宿開宿400年に当たることから、千住宿~草加宿~越ヶ谷宿を実際に歩いて日光道中の歴史をたどることで、「改めて江戸時代の町づくりを見直し、これからのまちづくりを考えよう」と、「越谷市住まい・まちづくり協議会」(若色欣爾会長)などが中心となってプロジェクト実行委員会を結成した。
 イベントの柱は五つ。
 一つ目は「ウォーキングのガイドマップ」。実行委は旧版地形図を基に、千住宿から越ヶ谷宿までの「日光道中ガイドマップ」を制作した。昔の写真や見どころスポットなどが掲載され、読んでも楽しいマップになっている。草加宿芭蕉庵、ガーヤちゃんの蔵屋敷、越谷市市民活動支援センター、足立成和信用金庫各店舗窓口、ポラス本社ビル受付、株式会社マルヨシ本社受付、旭屋書店新越谷店、千住街の駅などで無料配布している。
 二つ目は「ガイドツアー」。今月毎週土曜に初夏のツアーとして、千住宿、草加宿、越ヶ谷宿、梅島~竹ノ塚の4コースで実施する。宿場ごとにボランティアガイドの解説を聞き、楽しく学びながら3時間で回るものだ。今回は定員がほぼいっぱいだが、秋にも実施する予定という。
 三つ目は「御宿場印集め」。千住宿は千住街の駅、草加宿は草加宿芭蕉庵、越ヶ谷宿はガーヤちゃんの蔵屋敷で、それぞれの「御宿場印」を各300円で販売している。3宿分集めると、越谷の「まち蔵カフェ」(越谷市越ヶ谷3の2の19の5。営業日は毎週金・土・日午前10時~午後5時)でコーヒーが無料で飲める。
 四つ目は「映えスポット投稿」。日光道中の面影が残る家や町並みを投稿すると、抽選でプレゼントがもらえる。
 五つ目は「シンポジウム参加」。日光道中の歴史からまちづくりを考えるシンポジウムを開催する。映えスポット投稿やシンポジウムの開催案内は同協議会のホームページで発表する。
 <問い合わせ>越谷市住まい・まちづくり協議会の若色さん☎090・4619・8722