越谷市

越谷/人型大根に顔描く 入居者らに大評判

越谷の高齢者施設

大根を持つ沼澤さん
(左)と早川さん
大根を持つ沼澤さん(左)と早川さん

 越谷市西新井の高齢者住宅「ケアハウス リバティーガーデン」で人型の大根が収穫され、入居者らの目を楽しませている。同施設では、入居者が趣味を生かしてカラオケ、家庭菜園、折り紙、お茶会などを楽しんでいる。
 この大根は、入居者の沼澤滝雄(80)さんが同施設の家庭菜園で丹精込めて栽培したもの。3月に種をまき、6月上旬に収穫した。沼澤さんはこれまでも、トマトや小松菜など菜園でできたものを調理師の早川春枝さんに届け、入居者の食事に提供されてきた。
 大根のあまりのかわいさに、目や口を描いて食堂に飾ったところ、あっと言う間に人気者に。「葉っぱでできたおしゃれな髪形、かわいいねー」、「顔も描いて癒やされる」などの声が上がった。大根のお陰で館内が一層明るくなったようで、早川さんは「面白い大根に笑ったり喜んだりしています」とうれしそうに話した。
 大根はみそ汁の具として入居者の胃袋に収まる予定だ。