最新のニュース 越谷市

越谷/田植えに親子ら350人 人気の「田んぼアート」

今年のテーマは漫画「シティーハンター」

田んぼアートの田植えをする親子ら
田んぼアートの田植えをする親子ら

 水田を巨大なキャンパスに見立てて、色の異なる古代米の稲を植えて絵を描く「こしがや田んぼアート」の田植えが7日、越谷市増林の東埼玉資源環境組合第一工場(リユース)向かい側の水田で行われた。参加者は家族連れなど過去最高の350人に上った。
 今年は、連載開始40周年を迎えた大人気漫画「シティーハンター」とコラボ。主人公の冴さえ羽ば獠りょうと槇村香を、40周年のロゴと一緒に描く。参加者は、「冴羽獠」、「文字」、香が獠を制裁する時に使う「100㌧ハンマー」など八つのグループに分かれて作業。靴下や長靴で田んぼに入り、それぞれの位置について、指示された色の苗を植えていった。田んぼアートは越谷の豊かな自然を発信しようと2010年から行われ、今年で16回目。田植えから稲刈りまで市民参加で行われ、今では同市の名物イベントになっている。
 都内から来た40代女性は「友人が誕生日だから、一緒に田植えしにきた。楽しいです」とうれしそう。「こういう経験はあまりできないからいい」と30代の母親は子どもと苗を植えていた。
 田んぼアートはリユースの展望台から一望でき、例年、7月中旬から8月上旬が見頃となる。
 今年はまた、全国田んぼアート連絡協議会が主催する「田んぼアート文字リレーで大谷翔平選手を応援」企画にも参加し、越谷からエールを送る。