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プロダンサー指導、彦糸中

川合さんとダンスを体験する生徒たち

 三郷市立彦糸中学校(三浦力校長、生徒246人)は7日、2年生77人を対象に、プロのダンサーを招いて「MEET THE DANCE ~アーティストが学校にやってくる~」と題した授業を行った。
 新学習指導要領で中学の保健体育授業にダンスが必修化されため、県芸術文化新興財団のアウトリーチ(現場への出長サービスの意味)を利用して実施されたもの。
 同日は、コンテンポラリーダンスカンパニー「Co.山田うん」(山田うん代表)に所属する川合ロンさん(36)ら3人が来校。授業は全8回の予定で、最終日の11月5日の糸中祭(文化祭)で生徒たちがオリジナルのダンスを発表する。
 川合さんは生徒らの緊張と体をほぐすことを重点的に指導。「動きのアイデアを瞬間的につかんでほしい」と強調し、「真面目に、適当(その場に合うもの)に踊ることを常に考えて。動きのバリエーションが無限にあるのがダンス」とダンスの本質を説明した。
 授業を受けた関根莉々亜さんは「幼稚園の頃からダンスを習っているが、普段は先生が考えたダンスを踊っている。オリジナルのダンスは難しい」と話した。
 川合さんは「物事を瞬間的に判断することは、生きることにつながる。今、自分がやりたいことをやる理由を考えてほしい」と生徒たちに呼びかけた。