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春日部/PPAで太陽光発電 市役所と武里南小で


 春日部市役所で22日、「PPA(電力購入契約)方式」による太陽光発電設備・蓄電池設備の完成式が行われた。
 PPA方式とは、自治体が保有する施設の屋根などに事業者が設備を設置し、そこで発電した電気の購入契約を結ぶもの。太陽光発電を導入するに際して初期費用を安くでき、メンテナンスも事業者にしてもらえる仕組みで、「第三者所有モデル」とも呼ばれる。
 同市は地域脱炭素実現の取り組みの一環として、昨年度から5年間かけて20施設程度に設備を設置する計画で、再生可能エネルギーの活用と防災力の強化を同時に図る方針。初年度は市役所本庁舎と武里南小学校への設置工事が完了した。
 発電能力は本庁舎129キロ・ワット、武里南小146キロ・ワット。蓄電池の容量は本庁舎20㌔・ワット・アワー、武里南小10キロ・ワット・アワー。
 本庁舎では建物への過重負荷が小さく、全国の公共施設でも採用事例の少ない「フレキシブルパネル」を採用している。