越谷市は、自宅で子育てをしている人を対象に、新しい子育て支援「こども誰でも通園制度」を全国に先駆けて7月1日からスタートさせる。「ほかの子どもと一緒に遊ばせたい」「育児から離れてホッとしたい」「子育てについて誰かに相談したい」という時などに利用できる。
同制度は、国の「こども未来戦略」に基づき、全ての子育て家庭を支援するため、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化するために創設された新たな通園制度。現行の幼児教育・保育給付に加え、月一定時間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず時間単位などで柔軟に利用できる。全国一律のスタートは来年度の予定。
同市での利用料金は1時間300円で、子ども1人当たり月10時間まで利用可能。実施場所は「しらとりこども園」(弥十郎)、「認定こども園ぶどうぞの幼稚園」(南荻島)、「みらいほいくえん越谷園」(東越谷)、「モンクール・保育園Ⅱ」(北越谷)の4園。
利用申請は、①同市へ利用者認定申請を電子申請し、認定アカウントと「越谷オリジナル!初回1時間無料チケット」を発行②保護者が国の「こども誰でも通園制度総合支援システム」にログインし、利用者情報を登録、施設情報検索で予約―という手順。
<問い合わせ>越谷市保育入所課☎963・9167
越谷/「誰でも通園制度」 市が7月から前倒し実施