三郷市

三郷/三郷の活性化へ 市が2社と協定

 三郷市はこのほど、イトーヨーカ堂 (山本哲也社長、本社・東京都品川区) とセブン-イレブン・ジャパン (永松文彦社長、本社・東京都千代田区) の2社と「包括連携協定」を締結した。

締結式に出席した小林さん、 木津市長、品川さん(左から)


 この協定により相互の連携を強化し、同市の地域活性化と市民サービス向上につなげたい考え。内容は、①地産地消と市産品の販路拡大②市政情報および観光情報の発信③地域や暮らしの安全・安心④高齢者・障害者の支援⑤こども・青少年の育成⑥食育・健康増進⑦環境安全・リサイクル⑧その他の地域活性化。さらにイトーヨーカ堂とは⑨地域防災・災害対策も加え、幅広い分野で連携していく。

 締結式にはイトーヨーカ堂の埼京ゾーンマネージャー、小林能のり一かずさんと、セブン-イレブン・ジャパンの三郷地区ディストリクトマネージャー、品川虎鉄さんが参加。木津雅晟市長はイトーヨーカ堂が選挙時の期日前投票所の設置や市の観光情報コーナーの設置を、セブン-イレブン・ジャパンがAED (体外式除細動器) の設置や高齢者の見守り活動など多くの場面で協力している点を挙げ、「市と両社の連携がさらに強化され、地域活性化や市民サービスの向上につながることは大変心強い」と述べた。

 一方、小林さんは、地産地消の推進として同市産の新鮮野菜の販売強化を強調。さらに、8月に市が開催する「被爆ピアノ演奏会」の会場として店舗を提供することで「市民に喜んでもらえる取り組みにつながると期待している」と述べた。また、品川さんは、同社が社会インフラを担う存在になったとし、「相互連携を深め、市の一層の活性化、市民サービスの向上に向けて取り組みを強化していく」と述べた。