吉川市

吉川/延命寺住職が昇補 地域住民がお祝い

大僧正を祝う会
大僧正を祝う会


 吉川市の玄関口とも言える新設された吉川橋のたもとに、昨年、新築落慶法要された大きな山門がそびえたつ延命寺。その延命寺の津島英世住職が長年にわたり寺門興隆と地域の安寧、繁栄に貢献した功労により、昨年10月18日、真言宗智山派の総本山から大僧正に昇補されました。
 寺門関係者や多くの地域住民がこのほど、大僧正を祝う会を開催しました。会場となった料亭「福寿家」の大広間は大勢の人でにぎわい、宴席のあちらこちらで、寺の変遷や時代の移り変わり、周辺地域の変貌などの話に花が咲いていました。
 延命寺は永仁3年(1295年)に清仙が開山した古刹(こさつ)です。慶安元年(1648年)には江戸幕府から寺領10石の御朱印状を受領しました。
 最後にこの祝いのお礼に津島大僧正は「これからも寺門の興隆、宗風宣揚にまい進し、また、この地から地域繁栄と安寧を見守って、750年、800年と節目を祝えるような寺社となるように努めていきます」とあいさつされていました。 (戸)