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吉川/中学生が米姉妹都市に

6年ぶりに友好交流

ホストファミリーと交流する中学生たち
ホストファミリーと交流する中学生たち

 吉川市が米オレゴン州レイクオスエゴ市との姉妹都市交流を深めるため、6年ぶりに青少年親善訪問団派遣事業を開催した。中学生が春休み期間中の3月28日~4月3日に同市などを訪れ、ホームステイしながら文化や生活習慣、言語などを学び、交流を深めた。帰国後の4月27日には報告会を行い、参加者たちは楽しい思い出を発表した。
 派遣されたのは市内在住、在学の中学1、2年生10人。感性豊かな時期の青少年を派遣することによって、両市の相互理解と友好交流を図るのが目的だ。日程は5泊7日。週末はホームステイ先のホストファミリーと過ごし、人々の暮らしぶりを直接体験した。
 平日は、レイクオスエゴの市役所や消防署などを訪問したり、現地高校生と交流したりした。同州最大の都市ポートランドのオレゴン歴史博物館やコロンビア川渓谷では、見たことのない雄大な風景も目の当たりにした。
 食事では現地のファストフードを体験。「日本のハンバーガーセットはハンバーガー、ポテト、ドリンクの三つだけど、アメリカではそこにチーズマカロニが付いてくる。全てが油こってりのビッグサイズで驚いた」と話していた。
 生活習慣の違いについては、「雨が降っていても傘を差さない。みんなフードを被って雨をしのいでいた。ホストファミリーのかばんの中にも雨が入り大変そうだった」と話した。
 また、別の参加者は、「将来海外に行ってみたいという思いが一層強くなった。早い段階から外に目を向ける環境に身を置けてよかった」と話した。ホストファミリーがアメリカの多文化国家である点を生かしてさまざまな食文化を体験させてくれたことを挙げた参加者もいて、皆一様に「またアメリカに行きたいと思った」と振り返っていた。