越谷市

越谷/花田苑で心和む苔玉作り

受講生が作った苔玉
受講生が作った苔玉


 越谷市日本庭園「花田苑」(越谷市花田)で5月6日、大人の趣味と教養シリーズの一環で、「苔玉(こけだま)教室」が、越谷市盆栽会(布施好男会長)による講師と資材提供の協力を得て開かれました。
 苔玉は、松ぼっくりを組んで器状にした容器に、植物の根を「ケト土」や「赤玉土」などを混ぜて練った土で包んで玉の形にし、その周りに苔を貼って丸い形にすると完成です。今回は花材のニワゼキショウなどを使って、苔玉の作り方と管理方法を学びました。
 同盆栽会の布施会長始め会員は、「日々の管理のポイントは外側の松ぼっくりが乾いて広がったらすぐに水やりをすること」とアドバイスし、参加した生徒さんは完成した自分の作品を眺め、これからの成長を楽しみにしていました。
 最近は、本物の盆栽目当てに訪れる外国人観光客が増えていますが、苔玉は盆栽に比べ手軽な上、丸い形は心を和ませ、みずみずしい苔は植物を生き生きと引き立たせることから、女性を中心に静かなブームになっているそうです。今回も、4月上旬の申し込み受け付け開始から30分ほどで定員に達したほどでした。(要)