三郷市

三郷/文科大臣賞を市長に報告

幸房小の児童ら

 4月に東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた「子どもの読書活動推進フォーラム」で、「子供の読書活動優秀実践校」として文部科学大臣賞を受賞した三郷市立幸房小学校 (菅原成之校長) の児童代表らが市役所に木津雅晟市長を表敬訪問し、受賞を報告した。

木津市長 (後列中央) に文科大臣賞受賞を報告した幸房小の児童代表たち


 児童らは図書委員会の活動や読書月間の取り組み、学校図書館による本の紹介や夏休みの工作会などの取り組みをパネルにして発表。特に、面白い本を持ち寄ってプレゼンテーションする書評合戦「ビブリオバトル」や、興味のあるテーマについて図書館で調べた内容をまとめて応募する「調べる学習コンクール」、それぞれの本を領土に見立て、異なるジャンルを読んで知識や理解を深めて領土を征服していく「読書国盗とり合戦」、毎週実施される図書館ボランティア「おはなしブーケ」による大型絵本の読み聞かせの四つを柱として読書活動を実践していると説明した。

 発表を聞いた木津市長は「読書活動に力を入れ、本と触れ合ってきた成果。今後も読書に触れ、多くのことを学びながら未来に向けて歩んでもらいたい」と述べ、「市の誇り」と強調した。

 表敬した児童を代表し、6年生の角田絢音さん(11)は「昨年から図書委員を務めているが、やっていて本当によかった」と笑顔を見せ、「みんなにもっと本を好きになってもらえるようがんばりたい」と述べた。菅原校長は「今回の受賞を機にさらに読書活動を推進し、読書好きな子を多く育てたい」と意欲を見せていた。