越谷市

越谷/紙芝居の文化を韓国に 埼玉東萌短大・前徳教授ら

5大学でセミナー

自作の紙芝居「くらべっこ くらべっこ」を演じる前徳教授
自作の紙芝居「くらべっこ くらべっこ」を演じる前徳教授


 韓国で行われた第3回韓国紙芝居文化研究会2025「紙芝居を演じる―素晴らしい紙芝居の世界―」に、埼玉東萌短期大学幼児保育学科の前徳明子教授が、紙芝居サミット研究会代表で子ども文化研究家の中平順子氏、大学兼任講師の中川理恵子氏と共に招待された。
 前徳教授らは5月21日に培花女子大、22日に高麗大、明知大、23日仁川大、24日に梨花女子大の5大学で紙芝居のセミナーを行った。セミナーでは紙芝居の形式や特性、演じ方、創作についての話が中心に行われ、前徳教授は自身の紙芝居「くらべっこ くらべっこ」を演じた後で、紙芝居創作時の話を紹介した。「紙芝居に込められた作者の思い」についての話や「創作時の秘話」、日本の文化財である紙芝居が「生きる意味」や「生きる喜び」を与えていることを改めて韓国の学生たちに伝えた。
 高麗大では初めて学生たちが紙芝居の創作に挑戦。また、仁川大では学生たちが、梨花女子大では韓国紙芝居文化研究会(蔡代表)の運営委員の先生たちが紙芝居の実演にも挑戦した。