越谷で見頃

越谷市役所前を流れる葛西用水沿いで、ハナショウブが歩行者の目を楽しませている。
ショウブはアヤメ科の多年草植物。花の色は白、桃、紫、青、黄など多数あり、絞りなどの組み合わせを含めると約5000種に上ると言われる。間違えやすいものとして「アヤメ」、「カキツバタ」がある。ハナショウブとカキツバタは湿地で育ち、アヤメは明るい草原で育つ。また、ハナショウブは黄色い筋があり、カキツバタは花びらの付け根に白い筋があることで見分ける。
「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句の通り、「どちらも素晴らしく優劣付け難い」という意味と「見分けがつきにくい」という意味がある。
友人同士で散歩に来た60代の女性は「北越谷から歩いてきた。違う色の花が咲いていてきれい」と足を止めて観賞していた。