三郷の魅力を多くの人に
三郷市を中心に法人向けコンサルティングや人と企業を結び付ける活動を行っている「合同会社みさとプロモーション」の宮崎直美代表が、LINE公式の登録や運用サポート、SNSに使用する動画撮影・編集の講座を本格的に開始した。広報担当者がいない小規模企業や個人事業主などを対象に、SNSを始めてみたものの、集客や採用などに思ったほど成果が出ないなどといった課題の解決を目指している。

「ファンづくりでまちづくり」をコンセプトに、戦略性を考えながらネット環境の構築や提案などを行う。「特に広報は営業や経理などと兼任され、軽視されがち」と警鐘を鳴らす。広報はインターネットやスマホを使用する業務がメインのため、「場合によっては遊んでいるように見られる場合がある」とし、「広報を当たり前にしたい」と話す。初めは運用代行も可能だが、ゆくゆくは内製化に向けて支援するという。
SNSでの目標は、フォロワーを増やすことでなくバズらせる(注目を集める)こと。少ないフォロワー数でも物が売れる、密度の濃い関係を構築することが重要だとしている。
宮崎さんは13年間会社勤めした後、子育てのため退職。料理教室の先生の元で事業の創り方を学び、2019年にコンサルティング事業を開始し、特別な資格や経験のない母親でも仕事は作れると感じたという。
2年後に法人向けコンサルティングを開始。広報に出会い、プレスリリースの配信からテレビ取材、テレビ出演、新聞掲載などを実現させた。こうした中、広報担当者を置いていない会社や、そもそも広報という概念を持っていない会社を目の当たりにし、広報PRの後ろだてになろうと、23年、同社を設立。三郷市のまだ知られていない魅力やすてきな会社・店舗について、多くの人に届けるため、事業を進めている。これまでに、まちづくりプロジェクトと地元デザイナーがコラボした保護猫活動支援チャリティーTシャツを発案したほか、三郷市まち歩きスタンプラリー「みさとら」への協力など、地域貢献活動に力を注いでいる。