三郷市 最新のニュース

三郷市子ども司書OBがおすすめの本棚開設

三郷市子ども司書OBが選んだお薦めによる「R&Ⅼの本棚l(早稲田図書館で)

 三郷市の「子ども司書」卒業生らの読書活動推進グループ「Read&Lead(リード・アンド・リード)の会」が、同市立早稲田図書館1階にお薦め本を紹介する「R&Lの本棚」を開設し、貸し出している。23日まで。

 同グループは、同市が養成する「子ども司書」の中学卒業後の受け皿として、1、2期生を中心に結成された。現在、20歳以下のメンバー約10人が、2か月に1回、早稲田図書館で「本のおしゃべり会」などを開いている。

 開設された「本棚」は、「若者自身が選んだ好きな本を集めたら面白い」と企画され、「15歳から20歳くらいまでの青少年が今興味ある本って知りたくないですか」とアピールしている。

 お薦め本は、「温室デイズ」(瀬尾まいこ、角川書)、「ゴリラは語る」(山極寿一、講談社)、「文豪たちのずるい謝罪文」(山口謡司、宝島社)―など人気の小説や古典、哲学書、経済などさまざま。メンバーが選んだ35冊を、手書きのPOP(推奨広告)を作って紹介している。

 同会代表の吉岡大輝さん(20)(大学2年)は「さまざまな年齢の人たちに、興味を持ってもらえるように本を選んだ」と話す。同図書館は「図書館の利用率が低い中高生らヤングアダルト世代に共感して読んでもらえるラインナップ」と話している。

 <問い合わせ>早稲田図書館☎958・1040。