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空き家が地域の〝居場所〟に変身 草加「瀬崎ざくろ亭」

 草加市瀬崎地区に今月から、誰もが気軽に集まれる、空き家を活用した〝地域の居場所〟「瀬崎ざくろ亭」(同市瀬崎5丁目)がオープンした。

 「瀬崎ざくろ亭」は、家主が数年前に亡くなって空き家を管理していた遺族が、「谷塚東部地区社会福祉協議会」(谷古宇孝代表)に「福祉のために役立ててほしい」と申し出たのがきっかけ。瀬崎地区の地域包括支援センター、民生委員、ボランティアが話し合いを進めて、同市社協の生活支援コーディネーターが仲介役となり実現した。木造屋建て。各8畳の和室と洋室、約12畳のリビングダイニングの3部屋がある。庭の「柘榴(ざくろ)」の木にあやかり命名、手作りの木製看板が付けられている。

 同市社協が関わった空き家活用の〝居場所〟は、「さかえ~る」に次いで2か所目。開館は祝日、年末年始を除く毎週火・木・金曜の午前10時から午後3時。運営は谷塚東部地区社協の「瀬崎ざくろ亭部会」。ボランティアの約20人が交代で、訪れた高齢者らとおしゃべりの相手をし、小物づくりやゲーム、健康体操の時間などを企画していく。毎月第4金曜は「健康マージャン」の日。初心者にもルールなど教えるという。

 生活上の困り事などの相談にも応じて、必要な機関につなげる支援も行う。

 ボランティアの林喜久子さん(78)は「老人ホームでのおしゃべりボランティアや小学校での読み聞かせなどの経験があり、社会とのつながりを支援したい」と言い、屋代眞佐枝さん(75)は「認知症の母の介護経験を生かし、心の安定などに役立ちたい」と話す。

 利用者が歩いて来ることで、引きこもりや、認知症・フレイル予防、生きがいづくりなどにつながることも目的としている。

 星野勇治・ざくろ亭部会長(77)は「一人暮らしの高齢者、認知症の方など誰でも気軽に来られる、アットホームな居場所にしたい」と話している。

 <問い合わせ>草加市社会福祉協議会生活支援担当☎932・6770。