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草加・手代橋の長寿命化へ交通規制

一方通行化と大型車規制がされている「手代橋」

 草加、八潮両市は、老朽化が進む「手代橋」(草加市手代町―八潮市南後谷地内)を長寿命化するため、9日から、西から東への「一方通行化」と、「八潮市側の市道部分までの大型車規制」を実施している。

 同橋は対面通行で車、自転車、歩行者が混在利用していたが、今回の規制で左右に幅1・35 ㍍の自転車・歩行者ゾーンが設けられ、利用者は安全で渡りやすくなった。

 同橋(幅約6㍍のコンクリート製)は1960年に完成。78年に上流に「手代新橋」が開通し、県から両市に管理が移管されたが、老朽化の一方で交通量が増え、橋桁のひび割れなどが目立ち、改修整備が急務とされてきた。

 こうした中、国が「綾瀬川・中川河川改修」を30年以内に実施する方針としたため、架け替えなどは国の改修に合わせることとし、交通規制と応急の修繕工事により橋への荷重負担軽減を図ることになったもの。

 大型車の通行禁止と、一方通行規制で橋の交通量は約6割減る見込み。規制に合わせて橋の修繕工事が進められる。

 また、県道(草加八潮三郷線)・南後谷(西)交差点の改良工事も実施中。禁止されていた橋の通行直後の左折や県道から手代橋方面への右折は、今回の規制に伴い解除された。