越谷市の「しらこばと陸上クラブ」所属の武田澄風（みかぜ）君（11）（同市立花田小６年）が、熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開かれた「日清食品カップ小学生陸上競技交流大会埼玉県大会」（７月３日）の「６年生男子１００㍍」で優勝。８月20日に横浜市の日産スタジアムでの全国大会出場を決めた。武田君は２年連続の出場。同クラブは８大会連続で全国大会出場選手を出しているが、同じ選手の２年連続出場は初めて。
１００㍍の県大会予選では、全選手中３番目（13秒30）。武田君は「３位通過と知って少し不安だったけれど、決勝では絶対勝つ」と信じて決勝へ。決勝は、「レース後半で優勝を確信した」（武田君）という会心の走り。タイムは12秒69（追い風参考）で自己ベストを大幅に更新した。
「クラブの仲間が声出しできない代わりにクラブ名の札を掲げてくれて応援してくれた。それが力になった」と武田君。初出場の昨年は力を出し切れなかったが、２度目の全国大会の目標は、「上位８選手が進むＡ決勝に残ること。当日が12歳の誕生日なので最高のプレゼントを持ち帰りたい」と張り切っている。
「しらこばと陸上クラブ」の県大会入賞者は次の通り（敬称略）。
【コンバインドＡ】栁下琉空（さいたま市立本太小６年）、内田悠月（越谷市立西方小６年）、寺本夢（春日部市立備後小６年）
【コンバインドＢ】古庄虎太朗（越谷市立大袋北小６年）、中村悠人（越谷市立出羽小６年）
【女子５年１００㍍】真々田妃南乃（さいたま市立新和小５年）、本多彩花（越谷市立千間台小５年）。