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高齢者の脚をチェック・県立大で最新機器で測定

 埼玉県立大学(越谷市三野宮)は8月29日から2日までの5日間、同大体育館で、大学周辺の65歳以上の高齢者を対象にした体力測定会「脚の健康チェック」を開き、95歳の最高齢者など114人が参加した。
 コロナ禍で外出を控えがちな高齢者に、「自分の体力や体の状態を知ってもらい、健康や生活改善につなげてもらいたい」という狙い。同大理学療法学科で運動療法を研究する「バイオメカニクス運動療法研究室」の教授や准教授、学生らがスタッフとなって実施した。
 測定したのは、身長、体重、血圧や圧力・バランス、膝の柔軟性、敏しょう性など全21項目。
 熱画像計測装置を使った「立ち上がりや歩行動作の計測」や、独自に開発した「目で見た情報から手足の動きを調整する運動調整機能測定」、また、ビデオ計測による「下肢の運動能力の計測」など同大教員の研究成果をベースにした測定項目も入っている。
 参加者は、学生スタフらから見慣れない測定装置について、丁寧な説明を受けながら測定に臨んでいた。
 市内増森の主婦、須賀なほ子さん(67)は「足の左右のバランスが悪く、ストレッチを取り入れたほうがいいとのアドバイスを受けた」と話す。最高齢の松木広吉さん(95)は「年のせいか敏しょう性が衰えていると感じた。」と笑顔で話していた。
 同大理学療法学科の小栢進也・准教授(42)は「開発中の機器も使って歩行や立ち上がりの動作を人工知能で分析し、転倒リスクを割り出した。」と話していた。