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八潮市/八條中でいじめ撲滅の「ピンクシャツデー集会」

 八潮市立八條中学校(蓮見潔校長)で2月22日、いじめ反対運動の「ピンクシャツデー集会」が行われた。

 「ピンクシャツデー」は2007年にカナダで生まれた「いじめ撲滅運動」。カナダのハイスクールで、ピンク色のポロシャツを着て登校した男子生徒が「ホモセクシャル(同性愛者)」だといじめを受け、その話を聞いた上級生やほかの生徒らが翌日、ピンク色のシャツや小物を身に付けて登校したのが活動の始まり。このことから、カナダでは現在も毎年2月最終水曜日を「ピンクシャツデー」とし、「いじめ撲滅」の賛同者たちがピンク色のシャツを着て「いじめ反対」のメッセージを発信している。

ピンクの物を手に集まった、八條中の生徒たち

 これまで八條中と交流のある岐阜県高山市の清見中学校から「一緒にいじめ撲滅を図る活動をしたい」との提案があり、4年前に活動を開始。ただ、昨年、一昨年はコロナ禍で活動を自粛していた。しかし、今年は活動の幅を広げようと、生徒会自ら八條中ブロック内の八條小にリモートで、八條北小は直接訪問して、「ピンクシャツデー」のことを伝えるなど、再び活動を始めた。

 この日、八條中の生徒らはシャツやパーカー、帽子やリボン、シュシュ、ぬいぐるみなど、ピンク色の物を身に付けて登校。また、集会中に八條中とウェブ会議サービス「Zoom」でつなぎ、それぞれの学校の特徴を伝えるなど交流を図った。

 八條中2年で生徒会長の開田陽成君(14)は「今年はきっかけを作ってくれた清見中と一緒にピンクシャツデーを開催できてよかった。先輩が築き上げた『いじめ撲滅運動』を今後もつなぎ、意識を高めたい」と話し、「ピンク色の花桃が市の花である八潮市から、いじめ撲滅のピンクシャツデーを発信し、活動を広げて行きたい」と強調した。

 蓮見校長は「いじめ撲滅は難しい問題だが、生徒たちがいじめについて自ら考え行動するよい機会。ギガスクール構想のおかげでネットを使い、交流や広く情報を発信する機会もいただけた。小中一貫校の強みなども生かしながら、今後も取り組みを続けていければ」と話していた。