越谷市

越谷/不用ネクタイで首飾り

完成したネックレスを付けてポーズを決める
完成したネックレスを付けてポーズを決める

 公益社団法人越谷法人会の女性部会(林えり子会長)が2月14日、公開事業「ネクタイで作れるあなただけのネックレス」を越谷市のサンシティ越谷市民ホールで行い、20人が参加した。
 使わなくなったネクタイを型紙に合わせて切り、袋を作るように糸で縫い合わせて、裏返し。ビーズと発泡スチロールを交互に入れて、後ろを縛れば出来上がり。早い人で1時間、遅くても2時間あれば完成する。参加者は、ネクタイの色に合わせてビーズを入れ、自分だけのカラフルな首飾りを作った。
 「縫うところまでは大変だったけど、あとは簡単。子どもでもできる」と、早々に完成させた秋山美子さん(58)は出来栄えに満足そう。「昔は洋裁をやっていたけど、今は雑巾も縫わなくなった。こういう時間を作ってくれてうれしい」と石川真佐江さん(76)。黒いネクタイに黒い糸で臨んだ山崎富美さん59)は、「老眼鏡をかけても見えない」と悪戦苦闘しながらも、楽しいひと時を過ごしていた。
 今回の企画のきっかけは、林会長が川口法人会からネクタイ企画で作ったネックレスをもらったこと。「みんながすてきだと褒めてくれた。作り方を聞いたら簡単で、いらないネクタイを使えるし、中身が発泡スチロールで軽いから肩も凝らない」と、同様の企画を初めて計画。募集すると定員はすぐにいっぱいになった。
 終了後には、ウッドビーズと発泡スチロールを必要な人にプレゼント。林会長は「簡単なので、お父さんやご主人のネクタイなど思い入れのあるもので作ってみては。プレゼントにしても喜ばれます」と勧めていた。