草加市

草加/公共交通網整備へ896億円 新年度当初予算案

 草加市の新年度当初予算案は、一般会計が過去最高の895億6500万円で、前年度比1・3%増。国保、介護保険などの特別会計、水道などの企業会計を含めた総額は1709億461万円で、同比1・1%増となった。

 主な事業は、スマート窓口の拡充や遠隔相談システムの導入、機能を拡充した「福祉なんでも相談窓口」、死亡後の各種手続きを集約した「おくやみコーナー」などを設置し、利便性の向上を図る「窓口サービスの充実」に5625万円、草加駅急行線ホームにホームドアを設置する補助金の交付や、コミュニティーバスの運行費を補助し、交通の利便性向上を図る「公共交通網の整備」に1億1801万円。昨年6月の大雨と台風2号による浸水被害を受け、浸水センサーの設置や排水ポンプの整備、排水施設の改修・維持管理などの「水害対策の推進」に5億3257万円。

 また、老朽化した草加消防署を「まつばら綾瀬川公園南側公共用地」に移転し、「草加消防署新庁舎」を建設する経費を負担する「消防庁舎の整備」に5億8738万円。子育て世帯の経済的負担を軽減するため、子どもにかかる医療費の自己負担分の支給対象者を現行の「通院15歳年度末、入院18歳年度末」から「通入院ともに18歳年度末」に拡大する「こども医療費、ひとり親家庭等医療費支給事業」に1億3720万円。

 さらに、栄中学校の改築に向け、基本構想及び基本計画の策定を行う「栄中学校の改築」に1200万円、障害者の社会参加促進につながる民間主導の取り組みを作り出す「福祉プラスのまちづくり」に779万円などとなっている。