三郷市は4月28日、建材などの産業廃棄物の運搬や処分などを行う吉川市小松川の中間処理・リサイクル業「新和環境」(梁川哲社長、本社・東京都新宿区)から、300万円の「企業版ふるさと納税」の寄付を受けることになり、同日、三郷市役所で「寄付金贈呈式」が行われた。
寄付金は主に道路や三郷料金所フルインター化などの交通インフラ整備に充てられる。同市への「企業版ふるさと納税」は5社目。同社の「企業版ふるさと納税」は初めて。
贈呈式には木津雅晟市長、梁川社長ら5人が出席。梁川社長から目録が贈呈された後、木津市長から感謝状が手渡された。
梁川社長は「企業版ふるさと納税があることを2、3月頃に知り、三郷インターなど高速道路を利用する点や、地域貢献、企業PRにと寄付を決めた」という。さらに、「個人のふるさと納税は盛んだが、企業版はイメージしにくい。知ったら利用する企業も増えると思う。今後も継続したい」と話した。
木津市長は「道路整備をしないと開発が進まない。開発が進めば雇用にもつながる。子どもたちが成長した時に市内で働ける環境を整えたい」とし、「さらなる地域活性化を図るため、計画的に利用させていただく」と謝意を表した。