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草加市/冬彩る5万球のLED 谷塚で点灯式

 東武スカイツリーライン・谷塚駅東口周辺で3日からイルミネーションが点灯し、乗降客らの目を楽しませている。草加市内の駅周辺で行われるイルミネーションの先駆けとして2016年以降毎年実施され、今年で8回目を迎える。

谷塚駅東口のロータリー周辺を彩るイルミネーション

 今年は昨年より2000球多い、約5万2000球のLED電飾が谷塚駅東口を彩っている。イルミネーションの点灯時間は毎日午後4時30分から翌日午前1時まで。来年2月18日まで楽しめる。
 点灯式前にはミニコンサートが開催され、和太鼓「子馬座」や「津軽すこっぷ三味線」、「shanti3」によるキッズミュージカルなどが披露された。

 点灯式後、電飾が一斉に光り輝くと、集まっていた市民や駅利用者らが幻想的な風景をスマートフォンやカメラなどで撮影していた。

 同駅東側の3つの瀬崎町会と、駅前の谷塚コリーナ住宅棟自治会で構成する「谷塚駅周辺活性化協議会」(浅古八郎実行会長)はイルミネーション事業を核に、「安心・安全でキレイナ街」の実現に向けて活動している。「キレイナ」は、「駅周辺 触れ合い いい街 華やかに」の2文字目を取って、目指す街づくりを表わし、使用された電飾は、同協議会の考えに賛同した地域の事業所や商店などの協力を得て、用意されている。配線は東京ディズニーリゾートなどのイルミネーションを手がける「西本産業」が指導を行い、地域住民の手によって設置されたもの。

 山川百合子市長は公務で点灯式に間に合わなかったものの、市職員が「市の『誰もが幸せなまち草加』の取り組みに通じる事業。鮮やかな冬の彩りを感じてほしい」とあいさつを代読。同協議会の浅古会長(79)は「谷塚に住んで良かった、住みたいと思えるような街づくりを今後も進めていく。自身の住むまちに愛着を持ってもらいたい」と述べた。