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松伏/リハビリ専門デイ施設

脳・筋トレ体験に70人 ここふわり

体験会でリハビリ運動をする参加者ら
体験会でリハビリ運動をする参加者ら

 松伏町2か所目のミニ・デイサービス(通所型サービスA)「ここふわり」が今月、同町ふれあいセンターかがやき1階多目的室にオープンした。2時間という短時間で、専門のスタッフが運動を中心にしたリハビリを行うもので、食事やイベントはない。7日と9日には無料体験会が行われ、2日間で約70人が集まった。
 「ここふわり」が行っているのはリハビリフィットネス&ボディメンテナンスで、支援が必要な人や高齢者に向けた介護予防事業の一つ。準備体操(集団体操)や、脳トレーニング、機能訓練、健康機器を使ったむくみ予防などが主な内容だ。
 対象は、7段階ある要介護認定のうち最も軽い「要支援1」と「2」の人、または高齢者が自ら心身の機能をチェックする「基本チェックリスト」の該当者。
 スタッフには看護師、保健師、理学療法士、介護福祉士、整体師、ヨガインストラクターなど有資格者をそろえている。参加費は、所得に応じて1回300円(1割負担)、600円(2割負担)、900円(3割負担)と異なる。
 代表は理学療法士の大塚俊太郎さん(38)。2019年10月、ピアノの生演奏に合わせいすに座ったまま体を動かしてトレーニングする介護予防事業「音楽健康クラブ」をスタートさせた。現在約240人の登録者がいる人気教室だ。「皆さんとても楽しくやっているが、フレイル(加齢により心身が衰えた状態)でここにも来られなくなった人がいる。もっとできることはないか」と「ここふわり」を開設した。
 無料体験会では、ボールを使った筋力トレーニング、脳トレを兼ねた指の運動などを取り入れ、参加者を楽しませていた。井口邦郎さん(85)は「普段やらない運動をやるのがいい」、鈴木起ちさん(84)は「マッサージしてくれて、料金的にもいい」と話していた。
 見学した同町北部地域包括支援センターの森田早知子センター長は「(長時間の)デイサービスだと抵抗ある人もいるが、フィットネスクラブ感覚だと行きやすい。集団体操やエアロビをしながら専門家に個別にみてもらえるのはいい」と話していた。
 5月中は随時無料体験ができるので、気軽に参加してと大塚代表は話している。
<ここふわり>
火・木曜日
午前9時30分~11時30分(午前クラス)
午後1時~3時(午後クラス)
各クラス定員13人。
☎︎080・4389・2136