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病気、家族、無農薬への思い 越谷に専門店 

「無農薬野菜を豊富にそろえています」という「いもにんじん」の海老名さん
「無農薬野菜を豊富にそろえています」という「いもにんじん」の海老名さん

元会社員の海老名さん

 越谷市船渡に地元で栽培された無農薬野菜や無添加食品などの専門店「オーガニックマルシェ・いもにんじん」がオープンし、話題になっている。
 開設したのは元会社員の海老名康正さん(40)。越谷市をはじめ春日部市や松伏町など近隣で栽培された無農薬やオーガニックの野菜、添加物の少ない加工食品など約500点を販売する。
 海老名さんは昨年7月、自宅敷地内に店を開いた。「父が以前、食品加工工場を経営していて、いつか商売をしたいと思っていた」と海老名さん。
 大学卒業後、大手雑貨店で働いていたが、20代で椎間板ヘルニアの手術を受け、地図会社に転職。今度は30代半ばで糖尿病に。さらにバセドウ病になった。1年以上熱が下がらず、甲状腺を切除した。病気に泣かされた会社員生活だった。
 しかし、地図会社の同僚だった彩雪(みゆき)さん(41)と結婚。長男の晴旭(はるき)くん(3)も誕生し、生活が一変。海老名さんは「病気や子どもの誕生をきっかけに、食に気を付けようという思いが強くなり、店を開こうと思った」と話す。
 販売する野菜は、無農薬のほうれん草や芽キャベツ、小松菜、ニンジン、大根、長ネギなど多数の品種をそろえる。無添加の調味料や菓子なども種類が豊富で、スーパーでは取り扱っていない商品ばかり。珍しいオーガニックノンアルコールのワインも販売する。
 店では絵本も販売している。海老名さんは「今後は宅配サービスやネット販売にも挑戦したい」と意欲を見せている。
 営業時間は午前10時~午後6時。水曜日定休。
 <問い合わせ>いもにんじん(越谷市船渡450)☎907・1825。