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ママ助ける“簡単離乳食”・八潮の鈴木さんが提唱

「アレンジ離乳食」について説明する鈴木さん(右)

 コロナ禍の外出自粛などから、実家や友人に会って相談することができず、インターネットに頼る親が増えている。子育ての悩みは子どもの成長と共に変化するが、授乳や離乳食などで悩み、不安を感じる母親は少なくない。

 こうした中、少しでも負担を軽減しラクになってもらいたいと、八潮市垳の「産後ドゥーラ」の鈴木早織さん(41)が「アレンジ離乳食」を提唱している。「ドゥーラ」は、ギリシャ語で「ほかの女性を支援する経験豊かな女性」の意味で、「一般社団法人ドゥーラ協会」が認定した資格だ。
 「アレンジ離乳食」とは、離乳食を大人用の食事にアレンジできる作り方。例えば、鍋に玉ねぎとだしを入れ、柔らかく煮てつぶし、離乳食にする。離乳食に使用した以外は、鶏肉や卵を入れて味を付け、親子丼にしたり、みそ汁にして食べるなど、離乳食にアレンジが利く調理法のこと。「子どもが寝てから離乳食を作り、冷凍保存している」「大人用と分けて調理し、手間をかけている」という話を聞き、もっと簡単な方法を――と考案した。

 鈴木さんは同市大瀬の「さら助産院」と連携し、定期的に「アレンジ離乳食」の講座を開き、調理方法を自らが撮影した動画で伝えながらアドバイスしている(動画は講座でのみ公開)。
 離乳食を作っても食べてもらえないと悩み、自信喪失するケースも多いが、鈴木さんは「離乳食と大人の食事を一緒に作れば時間短縮になり、子どもが食べなかったとしても大人が食べればいい。それだけで気持ちが楽になる」と話す。

 今後、調理方法などを本にまとめる予定。「アレンジ離乳食を多くの親に知ってほしい」と、鈴木さんの夢は広がっている。