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有機栽培の野菜が人気 越谷てしごと市 

多くの市民が訪れた有機栽培野菜の販売コーナー


 一般社団法人越谷市観光協会は「越谷てしごと市」を11月13日、越谷市レイクタウンの「見田方遺跡公園」で開催した。
 越谷にある「てしごと」の魅力や文化、歴史を五感で感じることのできるイベント。クラフト(工芸品)やこだわりの食品、安心で新鮮な野菜など、市民の「てしごと」がつくり出す豊かな時間や空間を体感できる。コロナ禍で3年ぶりの開催となった。
 「クラフト」コーナーでは、熟練した職人や作家らが丹精込めた作品を展示販売。江戸切子や陶芸など10店が並んだ。「フード」コーナーは和食、イタリアンなど20店。「農産物」コーナーには無農薬野菜の販売など4店が並んだ。このほか、「ワークショップ」や「癒やし」のコーナーもあった。
 今回、初めて参加した農産物販売の「オーガニックマルシェ・いもにんじん」には、有機栽培で育てた野菜が並び、多くの買い物客でにぎわっていた。販売ブースには、白菜やネギ、春菊などの旬の野菜がずらり。ピーマンやナス、キュウリの有機野菜や珍しい「生落花生」も。普段なかなか購入できない貴重な野菜とあって、訪れた人はたくさんの野菜を購入していた。
 今年7月にオープンした「いもにんじん」の店主、海老名康正さん(40)は「以前、父が食品加工工場を経営していて、食を学ぼうと大学卒業後に栄養士の資格を取得した。食品の小売業にも興味を持っていた。今回初めて参加させてもらい、お客さんの数に驚いた。いい勉強になりました」と話していた。
 朝は好天だったが、昼前からの強風のため途中で中止となったが、午前中だけで約2000人が訪れていた。