越谷市

中学生が家族の仕事調査

「ビジネスインタビューアワード」の報告をする越谷青年会議所メンバー
「ビジネスインタビューアワード」の報告をする越谷青年会議所メンバー

越谷JC「ビジネスインタビュー」

 越谷青年会議所は、身近な人の仕事を調査・取材し、ビジネスに興味関心を持ってもらい、将来の仕事のヒントにしてもらおうと、「ビジネスインタビューアワード」を市内全中学生を対象に実施した。主に生徒の父母を対象に、同会議所が用意した「ビジネスインタビューシート」と呼ばれる資料を作り、400字の文章にまとめるもの。初めての試みで、同会議所が審査を行い、入賞者を決めた。
 応募は生徒186人からあった。職業についてのアンケートで、「将来なりたいものはあるか」について、「ある」が64%、「ない」が36%。「将来なりたい職業」の1位は「保育士」で、理由は「子どもが好き、成長することを手伝いたい」だった。2位は「医師」で、「多くの人の命を助けたい」が理由。以下、「看護師」、「イラストレーター」、「スポーツ選手」などが続いた。
 将来働くことについて、「楽しみ」が58%。「楽しみではない」は6%だった。身近な家族のビジネスを取材してみて感じたことは、「人のために何か仕事をしたい、誇りを持って仕事をしたい」という回答が多かった。
 審査の結果、最優秀賞に3人、優秀賞に6人、入賞に21人が選ばれた。「食品会社で事務をしている母」を取材した生徒は、「会社(で作っている)の商品をお店で見られることがやりがい。一日中パソコンに向かっているので時間が長く感じる」と書いた。
 同会議所・青年経済人連携委員会の田沼佑樹委員長は「青年会議所メンバーも生徒のビジネスに対する考え方が理解でき、自らのビジネスに対する向き合い方を見つめ直すことができた」と成果を話した。
 最優秀賞、優秀賞の生徒は次の通り(順不同、敬称略)。
 ▽最優秀賞=嶋池莉子(新栄中1年)、小林由奈(北中2年)、前田菜々子(富士中3年)▽優秀賞=安原梨子(西中1年)、大久保光優(新栄中1年)、小野寺凜(北陽中2年)、各務こころ(同)、大塚華凪(武蔵野中3年)、永野希弥(北陽中3年)。