三郷市

三郷市/絆深めマラソン交流 ギリシャと友好協定

 三郷市は2日、ギリシャの陸上競技連盟と「友好マラソン協定」を締結した。同市の「みさとシティハーフマラソン」とギリシャの「アテネハーフマラソン」を「友好マラソン」として、互いに「アテネ賞」「三郷賞」を設けるなど幅広い分野で交流を進め、友好関係を深めていく。将来的には互いのマラソンへの選手派遣も視野に入れているという。

協定を締結したサコラファ会長、木津市長、豊田幹雄・スポーツ協会会長(左から)

 締結式はオンラインで行われた。同連盟のソフィア・サコラファ会長は、東京五輪の際に同市がギリシャ代表選手のホストタウンとなったことへの謝辞を伝え、「距離は離れているが精神的には近い場所。今後も絆を深め、両マラソンが友好・姉妹マラソンとして歴史ある大会になることを願う」と強調。一方、木津雅晟市長は「マラソンだけでなく文化交流を重ね、双方の親睦が長く続くことを祈る」と述べた。

 同協定は、今年2月の「みさとシティハーフ」開催時に、サコラファ会長から「アテネハーフ」との「友好マラソン」の申し出があり、締結に至った。同市とギリシャは2014年2月の「みさとシティハーフ」をきっかけに交流が始まった。大会では例年、ギリシャ大使から入賞者へオリーブ冠の授与などが行われる。16年には東京五輪・パラリンピックのホストタウンに登録し、21年にギリシャ陸上競技選手団34人を受け入れた。スポーツだけでなく、教育や文化の面でも交流を続けている。