三郷市

市議選開票調査異議却下

 三郷市議選(7月11日投開票)で、1票差で落選した柴田吾一氏(55)が7月19日、1票差で当選した加藤英泉氏(72)の当選を無効とし、自身を当選人として決定するよう同市選挙管理委員会に「異議申出書」を提出した。同市選管はこれを受理し、8月21日、開票を改めて調査した結果、柴田氏の異議申し立てを却下した。

 同市選管の調査対象となったのは、1票差で当選した加藤氏と、落選した柴田氏の有効票。また、加藤、柴田両氏と「姓」の字が1字違いの候補の「姓」の字のみ記された有効票と、按分票、それに無効票と点字票を合わせた計6063票。

 同日、同市役所7階大会議室で加藤、柴田両陣営の関係者ら8人(各陣営4人ずつ)を立会人とし、調査が行われた。同市では初の調査という。

 調査の結果、加藤氏、柴田氏の有効票からそれぞれ6票、按分票から1票、無効票から1票の計14票が効力判定に疑義がある票として、立会人が指摘したが、同市選管は14票を決定通りとし、得票数は加藤氏915票、柴田氏914票で変わらないとして、柴田氏の異議申し立てを却下した。