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川口市/シニア世代を生き生きと 元気の秘訣「 メイクにあり」

メイクの講習を受ける受講者
メイクの講習を受ける受講者


 中高年女性のための「シニアメイク美容講座~若々しいメイクの秘訣を学ぶ~」が11月11日、川口市の安行公民館ホールで行われ、40~70代の参加者6人が花王インストラクターの成田昌子さんと岩崎勝予さんから、若々しく見える基本メイクの講習を受けた。
 内容は、①洗う②補う③守る―のスキンケアの基本から始まった。洗顔で汚れが残っていると、肌の刺激になり、シワやくすみなどの原因となるため、摩擦を加えずムラなく洗うコツを、動画を見て学んだ。肌のうるおいを補う化粧水や乳液は、みずみずしい肌を守るため。そして、冬でも紫外線から肌を守り、シミ、たるみを増やさないよう心がけて、とアドバイスされた。
 その後はメイクの仕方。参加者は、持参した手鏡と化粧道具を使い、講師のやり方をまねながら化粧の仕方を学んだ。ファンデーションはなるべく明るい肌色を選ぶように。肌より少し明るい方が、顔が明るくなるという。また、薄いと元気なく、濃いと平面的に見えるので、濃さにも注意。アイブローは、ラインをきっちり描くことで、目尻が下がってきたのを隠せるという。また、口紅は中央に色つやを感じるつけ方、チークは頬の中央辺りを濃く、周りは薄くぼかすと若々しく見えると説明され、参加者は真剣に聞き入っていた。
 「ベースメイクのところで洗顔やクレンジング、しっかり浮かせて洗うところはためになった。化粧水や乳液のつけ方は見直さなきゃダメですね」と49歳女性。79歳の女性は「(コロナで)マスクを取る生活を忘れていた。そろそろメイクしなくちゃと勉強にきました」。普段化粧をしないという矢吹キミ子さん(77)は「基本を知って、雑に化粧水をつけてたと分かった」と、それぞれメイクの基本を勉強してうれしそうだった。
 講師の2人は、「肌、メイクを通して、生き生きと楽しく、お出かけしていただきたい」と話し、時間を延長して質問に笑顔で答えていた。