八潮市

八潮JC、進路講演会開く

 八潮市市南川崎の県立八潮南高校(伊藤孝人校長、生徒683人)は7月12日、八潮青年会議所の協力を得て、2年生230人を対象とした「進路講演会」を実施した。同青年会議所は、主に市内で働く40歳以下の会員で構成。今年で設立4年目を迎えた。

 進路講演会の講師は、同青年会議所理事長で「扇ゴム工業」の川田大輔社長をはじめ、会社経営者や専門職ら6人。それぞれが2年生1クラスずつを担当し「働くとは? 仕事とは? 社会とは?」というテーマで講演した。

 川田さんらは講演で、自身のことや社長になった経緯などを話し、「働くということは、あなたの進む方向性で夢や将来像を実現する手法」と述べ、「縁を大事にして、縁をつかみにいく人になってもらいたい」と呼びかけた。

 講演を聞いた鈴木梨希也さん(16)は「会社経営者の今までの歩みを聞くことができた有意義な時間。進学希望だが、今後の人間関係を作るためにも貴重な経験だった」と感想を話した。伊藤校長は「今回の経験は、キャリア教育の貴重な体験となった」と話している。

 同青年会議所は6月17日、県立八潮高校(同市鶴ヶ曽根)でも「八潮市の現状と産業の特徴・企業の地域貢献」をテーマにした講演(リモート)を行っている。