吉川市

吉川 50〜80代のアマ劇団 24日、身近なテーマで公演

ダンスや歌唱 舞台稽古に熱

吉川市の市民演劇サークル「演劇を楽しむ会れんげ草」
吉川市の市民演劇サークル「演劇を楽しむ会れんげ草」


 吉川市の市民演劇サークル「演劇を楽しむ会れんげ草」が24日午後2時から、同市老人福祉センターぱれっと(同市中央3の50の4)で第6回公演「ハジマリノウタ」を行う。吉川市、吉川市教育委員会後援。
 「れんげ草」は50~80代の市民9人によるアマチュア劇団。
 代表の牛田雄一郎さん(75)によると、同市の「演劇プロジェクトに参加したメンバーが「これで解散じゃもったいない」と、2016年に結成した。20年の初公演以来、年に2~3回公演を行っている。
 脚本は、演出・指導も兼ねる日本演出者協会会員の多田美紀(三木江美紀)さんが、「お客さまが楽しめて、メンバー全員が輝けるものを」と書きおろした。
 誰も住まなくなった生家の管理をめぐって押し付け合う70代の兄妹たちが、過去に縛られずに明るく楽しく生きる道を模索するハートフルコメディー。登場人物のかけ合いが楽しい。
 公演を控え、メンバーは今までより多いセリフに苦戦しながらも、熱心に稽古に励んでいる。舞台ではダンスや歌唱まで飛び出し、楽しい舞台になること請け合いだ。公演時間は約50分。
 多田さんは「自分も実家を処分した経験があり、空き家問題をテーマにしようと思った。でも、解決策がなく、市の都市計画課に話を聞いたりして構想を練った。お客さまに身近で楽しいと思ってもらえたら」と話している。
 入場無料・先着順だが、60歳未満は施設使用料として100円、市外在住者は150円が必要。開場は30分前。
 <問い合わせ>れんげ草の牛田さん☎080・5031・3465。